矢野絢子ライブ2006 バベルの石 3rdアルバム「星ヲ抱ク者」発売記念ライブ@AOYAMA月見ル君想フ


定時+1時間で仕事を抜けて、雨の中(チケット会に行く時も含めて月見ル君想フに行く時は何時も雨降ってる気がするんだが)開演(20:00)ギリギリに到着。
フロントでドリンク代を払っていると後ろから「矢野絢子にゅーあるばむ『星ヲ抱ク者』あと一枚でーす!」と言う売り子さんの声が聞こえて焦る。
幸い、会場が込みすぎていた所為で最早身動きできなかった人が大勢居たらしく無事最後の一枚を購入できた。ついでに『おるき』も。


それにしても平日夜のこんな天候にも関わらず客席は満員御礼で、新譜発売ツアーなのに用意した分が売り切れるほどの客入りとは。
新譜発売ツアーなので、東京へのツアー時しかライブに行かれない私には初めて聞く曲が多かった。
東京百歌の様な複数アーティストのごちゃ混ぜライブに良く行っていると、初めて見る歌手の当然ながら初めて聴く曲に出会う事が多いのだが、大抵は良くてちょっと良いかな?と感じるくらいで、ごくたまに5曲くらい歌ったうちの1曲を凄く気に入って帰りの即販で買っていく程度なのに、矢野絢子の歌は初めて聴くのに最初っから完全に詞の世界にまで引き込まれるほどの吸引力がある。
だから知らない曲ばかりでも

一応、2chのスレからセットリスト

  • 「にせの花子」による前説
  • 甘いうた(にせの花子)
  1. 「青い」
  2. サマリアの涙」
  3. 「まぶた」
  4. 「ドール」
  5. 「ゼンマイ仕掛け」
  6. 「クローバー
  7. 「(不明)」
  8. 「街灯」
  9. 「あくむ」
  10. 「本当の嘘(?)」
  11. 「かなしみと呼ばれる人生の優しさよ」
  12. 「ロボコ」
  13. 「ロクゴ」
  • Encore
  1. (Enc1-1)「金色の匂い」
  2. (Enc1-2)「鳥人間のうた」
  3. (Enc2)「おるき」
  • にせの花子の〆

簡単な感想

前回までの東京公演では矢野ひとりで通すか、バイオリンの史香をプラスと言う程度だったが、今回は前説から途中のセッションから歌小屋の常連を引き連れてのライブと言う感じだった。
他所様のレポを見る限りは東京以西だとその形式はそれなりに有ったらしいので、東京でも歌小屋ノリ解禁と言う感じだろうか?
正直滅多に来ないんだし、矢野さん以外の歌は要らないんだが、それなりにエンターテイメントとして工夫してる感じは伝わったので良しとする、と言うか東京に来てくれるだけでありがたや。


「クローバー」をライブで聴いたの初めてだったけど、ちゃんとライブだと「♪盲滅法掻き回せ〜っ」て歌ってるんだなと確認。
そもそも一番売れ線を狙ったであろう氷の世界カップリングであんな素敵な歌を入れたのが今考えると良くわからんが、My矢野ベストの5位以内には入る曲だから仕方ないか。
あと、今まではアンコールの盛り上がり用曲は「ソリダスター」だったが今回は「鳥人間のうた」で、それなりに盛り上がる曲ではあるんだが、歌詞の内容が中々すさまじい。

♪そしてあの子は鳥になる。そしてあの子は空を飛んだ。

♪眼を開けたまま死んだ鳥、これからはもう空しか見えない
♪悲しい事があっても、涙を流さずに済むんだね
♪苦しい事があっても、涙を流さないんだね

つーか新譜自体が非常に「クローバー」のノリに近くてなんと言うか、素晴らしいです。
前回のライブで衝撃を受けた「約束」も入ってるし。


しかし、せめてamazonで販売しないのかなぁ。
iTMSでも販売してくれれば素晴らしすぎて人に聞かせたい曲も紹介しやすいんだが。